モバイルしないモバイラー、QWERTY_KBです。
久しぶりに時間がとれたので記事更新します。

Windows Phone 7.5、その国内最初の端末となるIS12Tについてです。
割とネガティブ寄りなお話なので盲信者は閲覧非推奨です。

続きは追記で。
去る7月27日、KDDI・マイクロソフト・富士通東芝の3社による共同新商品発表会が開催されました。
発表会そのものの良し悪しにはあえて触れませんが、この日以降、Windows Phone 7(7.5 Mango)にも関心が集まるようになったのも事実です。

しかしながら、現状ではIS12Tは売れる商品になるとは思えないのが正直なところです。残念ながら。

理由としては以下の3つ。

1:一般向けなのにガラケー機能がほぼ皆無

Windows Mobileは法人向けを意識したOSでしたが、Windows Phone 7は法人ではなく、一般利用を強く意識したOSであり、イメージを変えるためか、わざわざブランド名まで変えています。
しかしながら、日本国内においてはケータイといえば「おサイフケータイ」「ワンセグ」を搭載するのがほぼ当たり前の様になっており、アクティブなスマートフォンユーザーの中ですら、「おサイフケータイの搭載」を希望する人が52.7%、「赤外線通信」が27.6%、「ワンセグ」が26.9%もいるのです。

smart02


そして1年前ならいざ知らず、2011年夏現在では上記の”3種の神器”を兼ね備えたスマートフォン(Android端末)がゴロゴロ存在しています。
そんな中で、『おサイフケータイ:× 赤外線通信:× ワンセグ:× (加えてFlash Payer:×)』の端末がどれほどの訴求力を持つでしょうか?

※唯一、緊急地震速報機能が搭載されているのは「よくやった」と言えるところでしょう。
 東日本大震災以来、必要性が急上昇した機能だけに素直に賞賛したいところです。


2:ユーザーに対し『何ができる端末か・OSか』が伝わっていない

先日の発表会を見て『Windows Phone 7.5 Mangoすごく欲しい!』と思った人は少ないんじゃないでしょうか。
少なくとも私は何を訴求したいのかがよくわかりませんでした。
名前のWindows Phone 7.5 も 紛らわしく、IS12T上でWindows 7 が動くと本気で思っている人もいます。
発表の二次ソースをちらっと見た人は「なんかよくわかんないけど、Windowsが載ったケータイが出るらしいよ?」程度の認識が多数を占めるのではないでしょうか。

また、IS12Tの販売を占う上での直近の情報としては、ケータイ Watchの『けーたい お題部屋』での IS12Tに関するアンケート結果が興味深いです。

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合計704票と根拠として見るには心もとない総数ではありますが、「売れる」が29.1%、「売れない」が55.4%で売れないという予想が多数を占めています。
そして、売れる理由として挙がっているものがデザイン以外無根拠に近い意見であるのに対し、売れない理由は「何が出来るかわからない」「アプリが少ない」「Felicaがない」「WiMAXがない」「テザリングがない」など理由が比較的はっきりしています
売りがよくわからない物が、一般ユーザーに広く刺さる可能性が高いでしょうか?


3:キャリアのテンションが高くない

ご存知の通り、auことKDDIは打倒iPhoneを成し遂げるために『Android au』を打ち出し、見事に”Androidといえばau”という印象を世間に与えることに成功しました。
多大な資金を投じてAndroid auを強く打ちだし、かつ一定の成果を上げている以上、例えば『Windows Phone au』なんて看板を新たにぶち上げてユーザーを混乱させるようなことは、広告戦略的に考えてもありえません
そして実際にユーザーに端末を販売するのは販売店の店員です。店員はバイトや派遣社員も多く、KDDIによる組織的かつ強力な販売教育や、販売店への高額なインセンティブや、販売員の個人的な思い入れでもない限りWindows Phone 7.5搭載端末という”わけのわからない端末”を推す理由がありません


以上3点、売れないと見るには十分な理由です。

アンチっぽい文章に見えなくもないですが、私は基本的にWindows Phone 7をiOSやAndroidよりも遥かに気に入っています。
単に貶したいわけではなく『ではどうすれば売れるだろうか?』というお話が盛り上がれば良いなということです。
それについてはまた。